北九州市で中学生の男女2人が男に殺傷された事件で、男が店に入ってから店を出るまでの時間が、わずか10数秒だったことが捜査関係者の話で分かりました。
この事件は今月14日夜、北九州市小倉南区のマクドナルドで、男が中学3年の男女2人をいきなり刃物のようなもので刺し、逃走しているものです。
腹部を刺された中島咲彩さん(15)が死亡し、男子生徒(15)も致命傷になりかねない深い傷を負いました。
その後の捜査関係者への取材で、男が店に入ってから店を出るまでの時間が、わずか10数秒だったことが分かりました。
また、警察は亡くなった中島さんのスマートフォンの解析を進めていますが、今のところトラブルは確認されておらず、事件以前に相談が寄せられたこともないということです。
男子生徒も「まったく知らない人に刺された」という話をしていて、警察は男の動機が2人や店への恨みではなく、通り魔的に襲った可能性があるとみて捜査しています。
警察「ドラレコ提供」呼びかけ
2人を刺した男は現在も逃走を続けています。
警察は、犯人の重要な手がかりとなるドライブレコーダーの映像を求めていて、「14日午後8時半前後に、事件が起きた現場周辺を車で通った方は、ドライブレコーダーの映像を提供してほしい」と話しています。
【情報提供先】小倉南警察署:093-923-0110