韓国からおよそ5億円相当の金の延べ板を密輸したとして、韓国籍と日本人の男女13人が逮捕・送検されました。
海上で物資を受け取る「瀬取り」と呼ばれる手口を使ったとみられています。
不正に輸入した関税法違反の疑い
押収された40個の金の延べ板。重さは40キロ、時価総額およそ5億1800万円相当ということです。
これらを不正に輸入したとして関税法違反の疑いで逮捕・送検されたのは、東京都の会社役員で韓国籍のハ・ソンドク容疑者(68)ら韓国籍と日本人の男女合わせて13人です。
第7管区海上保安本部などによりますと、ハ容疑者らは、共謀して11月7日、韓国・釜山港で金の延べ板40個が入ったキャリーケースをフェリーに持ち込み、翌日未明に愛媛県今治市沖で海上に落とし、回収する「瀬取り」の手口で密輸した疑いです。
ハ容疑者らは、5000万円以上に上る消費税の納付を免れようとしたとみられています。
7管は13人の認否を明らかにしていません。