船首部分が損傷して運航を休止している高速船クイーンビートルについてです。JR九州の古宮社長は20日、船体の強度の問題で運航再開は厳しいとの認識を示しました。
博多と韓国・プサンを結ぶ高速船クイーンビートルは船首部分が損傷して浸水し、それを国土交通省に報告せずに3か月以上、運航していたことが判明して、2024年8月から運航を休止しています。
JR九州の古宮洋二社長は20日の記者会見で、運航再開は、社員の安全意識を高めることとハード面での対策が前提だとしたうえで、ハード面の対策が難しく非常に厳しいと話しました。
JR九州 古宮洋二 社長「やっぱりハード対策を最終的に二度と浸水することがないようにする為に非常に厳しい。最終的にはなんらかの判断があると思う」
古宮社長は、クイーンビートルの運航を再開するかしないか、早めに結論を出したいとしています。