今年も残り10日余り。来年1月4日と5日は土日になることから、年末年始は「奇跡の9連休」ともいわれています。最大9連休となるのは、実に5年ぶりです。
旅行需要が高まる中、旅費を抑えたい人と人手不足の事業者を結ぶ人材マッチングサービスが注目されています。
年末年始の過ごし方は?
60代「孫、子供たち、家族が来るくらいで特に出かけることもないです」
20代「旅行に行きます。東京です。」
Q.長期休みは久しぶり?
「なかなかないです。貴重です。でも社会復帰が怖いです。シンプルに」
10代「大分に行きます。最高です。今節約して年末年始に開放しようかな」
40代「海外旅行は普段働いている正社員の主人にとってなかなか難しくて。だから今回久しぶりに海外(韓国)で過ごしたいなと思います」
最大9連休に旅行予約増加
年末年始は最大9連休となることから旅行需要が高まっています。
阪急交通社の予約数は、国内・海外旅行ともに前年の1.5倍に増加しているということです。
阪急交通社 九州営業本部 図師大樹さん「例年にない長い休みということで、遠方、ヨーロッパだったりアメリカだったり、そういった方面に行かれるお客様は非常に多く予約いただいています」
短い旅行日数で旅行代金も手ごろなアジアが人気ですが、長期の休みがとりやすい今シーズンは、フランスやイタリア、スペインを中心とするヨーロッパやエジプトなどの需要が高まっています。
阪急交通社 九州営業本部 図師大樹さん「昔に比べると非常に旅行代金が上がっていますけど、お客様ももう次の連休がいつか分からないということで予約をいただいている」
お手伝い+旅行・・・「おてつたび」が人気
そして今、”ある旅行スタイル”の人気が高まっています。
旅館で配膳をしている女性。働いていますが、実は旅行中なんです。
みかんの収穫も・・・旅行中の1コマです。
お手伝いと旅を組み合わせた旅行スタイル「おてつたび」。
旅費を抑えたい旅行者と人手不足で困っている事業者をつなぐ人材マッチングサービスで、旅行者は旅先で働くことで報酬を得ることができ、さらに宿泊場所も無料で提供されるのです。
新潟県の旅館で労働&旅行する人「朝食の品出しとか茶わんを洗ったり、あとはちょっと掃除のお手伝いをして。午後は、もう休憩だったので地域を散策したり観光したりして、夕方からは夕食のお客様にお食事を出す仕事と、お布団ひきをさせていただきました。お手伝いをした分ちょっとお小遣いもいただけて、その地域を体験できるっていうのはすごく楽しいです」
年末年始の申し込みは前年の2倍に その魅力は
年末年始に「おてつたび」を申し込んだ人は、前年と比べて2倍。
受け入れ先の事業者は全国で1700か所に上っています。
おてつたび 永岡里菜代表「普段行かないようなエリアや施設の方とかかわることによって、通常の観光ではなかなか知ることができないような、ちょっと一歩踏み込んだディープな、従業員や地域の方から教えてもらえるような地元の魅力を知ることができて、すごくよかったという声をいただいています」