12月18日、福岡県新宮町が運営するコミュニティバスが、福岡市東区の国道で横断歩道を渡っていた男性をはねる事故があり、男性は3日後に死亡しました。
新宮町と警察によりますと、12月18日午後2時半過ぎ、福岡市東区和白丘の国道495号の交差点で、新宮町が運営するコミュニティバス「マリンクス」が右折していたところ、横断歩道を歩いて渡っていた80代の男性と衝突しました。
男性は転倒し、頭を打ったものの意識はあり、病院に運ばれ治療を受けていましたが、その後容体が急変、3日後に脳挫傷で死亡したということです。
現場は信号のある交差点で、男性は青信号の横断歩道を渡っていました。
当時、コミュニティバスには3人の乗客がいましたが、いずれもけがはありませんでした。
警察は、バスを運転していた70代の男性に話を聞くなどして事故の状況を調べています。
新宮町では事故原因について、右側の巻き込みに注意するあまり前方の確認が不十分となり、横断中の歩行者に気づくのが遅れ、衝突したと思われるとしています。
新宮町は事故防止策を徹底し、安全運行に取り組むとした上で、「町が運行するコミュニティバスが一般の方を事故に巻き込み、このような痛ましい結果となり、お亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様には深くお詫び申し上げます」とコメントしています。