今年8月、福岡市南区の自宅で寝ている夫の首をナイフで切りつけ殺害しようとしたとして逮捕された無職の女性(57)について福岡地検は起訴しないことを決めました。
女性は今年8月、福岡市南区にある団地の一室で寝ている50歳の夫の首を果物ナイフで刺し、殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで逮捕されていました。
女性は警察の取り調べに対し、「ナイフで切りつけけがをさせたことは間違いないが、殺すつもりはありません。1週間前から夫の態度が冷たく、愛してくれていないと感じていた」などと話し、容疑を否認していました。
この女性について、福岡地検は今年9月から約3か月間、刑事責任能力を調べる鑑定留置を実施。
容疑を殺人未遂から傷害に切り替え、11日付けで起訴しないことを決めました。
不起訴の理由について福岡地検は「明らかにしない」とコメントしています。
また、不起訴とした女性について福岡地検は心神喪失者等医療観察法に基づき医療及び観察の必要性を判断する審判を福岡地裁に申し立てています。