福岡県の服部知事は、県内の公立の小中学校と特別支援学校の給食費を完全に無償化した場合、年間で200億円を超える費用がかかることを明らかにしました。
福岡県 服部誠太郎 知事「公立の小・中、特別支援学校の給食を完全無償化するということになりますと、概算で年間約116億円とはじいている。政令市をいれると200億円を超える」
福岡県の服部知事は24日の定例会見で、県内の公立の小中学校などで給食費を完全に無償化した場合の試算結果を明らかにしました。
学校給食の無償化をめぐっては、12月の福岡市議会で高島市長が前向きに取り組む考えを示しています。
福岡市では、給食費を無償化した場合、年間約58億円の費用がかかるということです。
服部知事は、「高島市長の判断を尊重したい」としたうえで、「子育て政策について自治体間の財政力で格差が生まれることは望ましくない」と述べ、国が全国一律で取り組むべきとの考えを示しました。