福岡県は、2025年度から県立学校に通う生徒が自転車で通学する際、ヘルメットの着用を義務付けると発表しました。
自転車に乗車していた高校生の事故のうち約半数が登下校中に発生していることを受けた対応です。
福岡県教育委員会は、自転車のヘルメット着用が努力義務となった2023年4月以降、警察と連携してヘルメット着用推進の取り組みを進めてきました。
しかし、福岡県警が2024年7月に行った調査では、高校生のヘルメットの着用率は、8.1%にとどまっているということです。
一方、福岡県では2024年7月から9月までの間に自転車に乗っていた高校生の交通事故は118件起きていて、半数近くが登下校中に発生しています。
こうした状況を受けて、県教委は、2025年度から県立高校で自転車通学の際にヘルメットの着用を義務づけることを決めました。
各学校の校則に「ヘルメットの着用」を自転車通学を許可する条件として盛り込む方針です。