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別の警察官を名指しして「殺しに来た」と話した男性を誤認逮捕 対象者への害悪告知無く「脅迫罪」不成立 福岡県警・小倉北署

RKB毎日放送 2024年12月26日 11時8分

福岡県警・小倉北警察署は罪が成立していないにもかかわらず28歳の男性を脅迫の疑いで現行犯逮捕したことを明らかにしました。

男性は約5時間、身柄を拘束された後に釈放されています。

25日午後10時すぎ、北九州市小倉北区にある片野交番を訪れた28歳の男性が「俺のことを逮捕しろ」などと警察官に告げてそのまま立ち去りました。

後を追った警察官が男性を発見し、職務質問をしたところ男性は、別の警察官を名指しして「殺しにきた」などと話したということです。

これを受けて警察官が、脅迫の疑いで男性を現行犯逮捕しましたが、その時点では、別の警察官に対して害悪の告知がされていなかったため「脅迫罪」は成立せず、約5時間後に男性を釈放したということです。

その後、男性に名指しされた警察官が話を聞いた警察官を通して害悪の告知を受けたため、警察は、脅迫の疑いで男性から事情を聞いています。

今回の誤認逮捕について小倉北警察署の河村一郎副署長は「緻密かつ適正な捜査を推進し、同種事案の防止に努めてまいります」とコメントしています。

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