32年前、女の子2人が殺害されたいわゆる「飯塚事件」の再審請求で、検察が、裁判所に開示を求められた証拠目録などについて、「開示しない」ことを決め裁判所に通知したことが分かりました。
この再審請求は1992年、小学1年の女の子2人が殺害された「飯塚事件」で、死刑が執行された久間三千年元死刑囚の遺族が求めているものです。
2024年6月、福岡地裁は第2次再審請求を棄却し、弁護団が福岡高裁に即時抗告しています。
10月に行われた三者協議で、裁判所は検察側に対し、これまで開示されていなかった検察側の証拠目録などを開示するよう勧告していましたが、弁護団によると、検察側は27日までに、必要性や相当性がないことなどを理由に「開示しない」ことを福岡高裁に伝えたということです。
飯塚事件弁護団が、27日午後会見を開く予定です。