福岡県北九州市で8日、商工会議所が主催する賀詞交歓会が開かれました。60年ぶりに人口が「転入超過」となった北九州市。
企業のトップは今年をどう展望しているのでしょうか。
北九州で行われた新年賀詞交歓会
およそ1000人が参加した北九州商工会議所の新年賀詞交歓会。
冒頭のあいさつで、商工会議所の津田会頭は地元経済界のトップに賃上げを訴えました。
北九州商工会議所 津田純嗣 会頭「今年も最大の目標は賃上げであります。従業員の生活向上とモチベーションの維持は企業の成長と発展に欠かせない要素です。どうか未来のために一歩踏み出しともに成長していきましょう」
「賃上げ前向きに取り組む」
2024年の人口が60年ぶりに「転入超過」となるという新年早々、明るい話題が飛び込んできた北九州市。
企業のトップからも前向きな言葉が聞かれます。
TOTO 清田徳明 社長「ここ数年やっぱり賃金と物価がバランス良く上がってくるというか。ここが大事なとこだと思います。賃上げももちろん前向きに取り組んでいきます」
安川電機 小笠原浩 会長「変化のキーワードは誰でも考えるEVと半導体。それしかない!それしかない。言ったら怒られるけどそれしかない」
「変化のスピード速い」乗り遅れないように・・・
一方で、経営を取り巻く環境の変化を懸念する声も聞かれました。
スターフライヤー 町田修 社長「もう少し為替相場が正常な形になっていただければ、そういう変化がですね。経済が好調、なおかつ為替相場も安定するというのが願っているところです」
第一交通産業 田中亮一郎 社長「今までの変化よりもスピードが速いので色んな所と連携したり協調したりしながら乗り遅れないような政策打つしかないなと思っています」
今年の干支「ヘビ」は脱皮して成長することから変化の象徴とされています。
地元の経済状況も景気が上向く方向に変わることが期待されます。