2024年のパ・リーグMVPに輝いた福岡ソフトバンクホークスの近藤健介選手が、9日、鹿児島県の徳之島で自主トレを公開しました。昨シーズン終盤に見舞われた右足首のケガからの完全復活を目指します。
8年連続!徳之島でスタートを切った近藤選手
近藤健介選手
「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
2025年も鹿児島県の徳之島で自主トレを公開した近藤健介選手。8年続けてこの地で始動した近藤選手の今年のテーマは、「ケガをしない体作り」です。
2024年は、シーズン終盤の9月、試合中に右足首を負傷したため、ポストシーズンは指名打者や代打での出場に限られていました。
自主トレではピラティスや、機械を使って体幹や柔軟性を鍛えるトレーニングを行い、その後は段差を使った瞬発系のトレーニングやノックなどで汗を流すなど、ケガの影響を感じさせない動きを見せていました。
近藤健介選手
「プレーに関しては100%できますけど、3か月くらい痛みがあったので自然と、かばいながらの動きになっていたりすると思うので、体を正常に直していくじゃないですけど、そういう動きも取り入れながらやっています」
今年はポジションが、レフトからライトに変わることが小久保監督から明言されていて、シーズンでのフル出場に強い意欲を見せています。
近藤健介選手
「わざわざコンバートするってことは、僕がずっと出ないといけないと思うので、ケガをせずに守備につかないといけないと思うので、ライトのポジションにつける体っていうところではあります」
一方、自慢のバッティングには、さらに磨きをかけています。
視界の一部が遮断される特殊なサングラスをつけて、打撃の生命線となる視覚や空間認知を鍛えるユニークなトレーニングを取り入れています。
また、体の回転を意識づけるため、バットを胸の前に抱えて重心を低くして行う練習では、あまりのハードさに思わず膝をついてしまう場面もありました。
近藤健介選手
「もっともっと長打を打ちたいので打球の角度と強さは意識してなるべくゴロにならないように、重点を置いて打っています。まずは全試合出ることと、打率3割、出塁率4割は、ノルマというか、やらないといけないことではあるので、そこはしっかりと達成しながら、より長打というところにはこだわっていきたいです。」
ケガを乗り越え、さらに進化を目指す近藤健介選手。ストイックな昨季のパ・リーグMVPが、パワーアップしてかえってきます。