「110番の日」の10日、この冬一番の寒波襲来もあり、交通事故などの110番通報が殺到しました。
福岡県警が2024年に受け付けた110番通報は過去20年間で最多となりましたが、緊急性のない通報が3分の1を占め、県警は110番通報の適切な利用を呼びかけています。
「110番の日」に通報殺到
1月10日は「110番の日」です。
この冬一番の寒波の襲来で、福岡県内では雪の影響などによる交通事故が各地で発生。警察には110番通報が殺到しているということです。
去年の110番通報は過去20年間で最多に
福岡県警によりますと、2024年の110番通報の件数は約61万6000件で、前年より約4万2000件増え、過去20年間で最も多くなりました。
内訳は、交通事故や交通違反に関するものが約15万6000件で、全体の約30%を占めています。
「冷蔵庫に覚えのないものが・・・」通報の3分の1が”緊急性なし”
一方、警察の対応が必要ない誤通報や緊急性がなかった通報が約20万件、約33%を占めました。
具体的には、119番の掛け間違いやスマートフォンなどの緊急通報機能による発信、また、小さな子どもがスマートフォンを触って発信されたケースも。
「冷蔵庫の中に覚えのないものが入っている」や「ギャンブル依存の息子を叱ってほしい」といった通報もあったということです。
110番「適切な利用を」
福岡県警によりますと、1日平均で約1700件、多い時には2000件を超える通報を受け付けているということで、緊急通報以外の相談・要望などについては、近くの警察署に電話するか、警察相談専用ダイヤル「#9110」の利用を呼びかけています。