参加者のド派手な衣装が毎年話題となる北九州市の「二十歳の記念式典」が12日に開催されました。
今年から会場が変わり、若者を応援する新たなイベントも開催されました。
岩本大志記者「北九州市の名物となっている二十歳の式典ですが、今年から会場が、西日本総合展示場に変わりました」
12日に開催された北九州市の「二十歳の記念式典」。
これまでは小倉北区のメディアドームで開催されていましたが、今年から、よりアクセスの良いJR小倉駅北側の西日本総合展示場に場所を変えました。
会場の周辺には、カラフルなリーゼントヘアーやきらびやかな衣装などド派手な参加者の姿がありました。
参加者「総額40万円くらいですね。ちょっと泣きそうな金額やったですね。行動と言葉がともなったそんな感じの大人になりたい」
参加者「看護師になって患者さんとかいろんな人を助けられる人になりたいです」
参加者「大きな事故とかけがもなく成人できたので一番は親に感謝です」
参加者「今まで育ててきてくれて愛を注いでくれてありがとう。これからもよろしく」
参加者の母親「任せろ!」
式典の後には、北九州市が若者にエールを送ろうと新たに企画した「20th応援フェス」を開催。
音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」によるライブが行われたほか、ド派手な衣装に身を包んだタレントも登場しました。
タレント・武井壮さん「ぜひ二十歳の皆さん。二十歳から先の人生を皆さん自身を成長させる力を手に入れるための時間を過ごして頂きたいと私からの一つのお願いでございました」
一方、会場の外では、何やら撮影の準備に追われているブースがありました。
北九州市のド派手な「二十歳の記念式典」をVR空間でも再現しようというのです。
岩本大志記者「VRのゴーグルをつけると、VR上で交流することができます。こんにちはー!」
特設ステージに設置されたカメラを通じて、式典の参加者とVR空間にいる人が交流でき、アバターを着せ替えてファッションを楽しむこともできます。
体験した人「初めてしたんですけどけっこうやばいです。現実みたい」
このイベントはマンガやアニメといった北九州市のポップカルチャーを広めようと、20代の若者が企画しました。
北九州市成人式inVR・渡邊祥気さん「北九州市のオタク産業を盛り上がっていって数多くのオタクの人が市内外から来てもらって楽しんでくれる街になってくれたら。成人式に過去参加できなかったけど今回参加できましたという感じで嬉しいコメントも頂いた人もいました」
北九州市名物のド派手な衣装を活用した新たな取り組み。
若者の門出を祝う式典の形も変わってきています。