2023年9月に福岡市内の私立中学校で男子生徒が鎖で縛られるなどの暴行を受けたとして、上級生など4人に損害賠償を求めている裁判です。
14日の初弁論で男子生徒の父親は、「被害の大きさに向き合ってほしい」と意見を述べました。
訴状などによりますと、2023年9月、福岡市内の私立中学校のバスケットボール部に所属していた当時1年生の男子生徒は、体育館の控え室で上級生3人から鉄製の鎖で首や手足を縛られたうえ顔や体を殴られるなどしました。
男子生徒はPTSD=心的外傷後ストレス障害を発症し、上級生など4人に損害賠償を求める訴えを起こしています。
14日に行われた初弁論で、男子生徒の父親は「関与した少年たちに自分たちがしたことの重大さ、息子に与えた被害の大きさにしっかり向き合ってほしい」と意見を述べました。
被告の上級生らは、請求棄却を求めています。