この週末は大学入学共通テストが実施されます。勉強の必需品と言えば文房具。その代表格、シャープペンシルの売れ筋が変化しています。
今、小学生から高校生の間では、価格が1000円以上する商品が人気で、なかには入手困難なものまで出ています。
中高生が選ぶ基準は?
中学2年生「やっぱりいい物を使っている人が多いです、周りには」
中学2年生「めちゃ書きやすいシャーペン、1500円ぐらい。新しいシャーペンを使うとやる気が上がります」
福岡市中央区の天神ロフト。およそ400種類のシャープペンシルを取り扱っています。学生たちは、どのような商品を求めているのでしょうか。
高校1年生「自分は軽い方がスラスラ書きやすいので軽いのを選びますおしゃれなデザインが増えてきています。自分の好きな色だったら、よしこのシャーペンと一緒にがんばるぞと思えてくる」
高校2年生「一番高いのでいうと3000円ぐらい。文房具は中学生の時もこだわりましたね。一気に買い揃えたり。やっぱりモチベーションが上がるので文房具は」
少子化・デジタル化でも筆記用具の売り上げ好調
少子化やデジタル教材での学習が進む中でもアナログな筆記用具の売り上げは好調で、ここ数年、シャープペンシルの人気の価格帯は、高級志向に変わってきているといいます。
天神ロフト 牛嶋典子さん「高級ラインのシャープペンシルを購入されるのは小学校高学年から高校生ぐらいのお客様が非常に多いです。学生が使うにしてはやや高めかなというシャープペンシルの人気が高まっていて、だいたい1000円から2000円。5000円を超えるような商品も最近では人気が高いです品薄で店頭の方にもなかなか入荷しない商品あります。時々入ってくるんですけれどもすぐ完売してしまう状態です」
人気商品 どんなタイプ?
芯がくるくる回る「クルトガ」は、書き続けても芯の片減りが少なく良い書き心地。こちらのメタルタイプが人気です。
書きやすい0.2ミリの芯を採用している「オレンズネロ」。芯はパイプ状のカバーで包み込んでいるので、折れにくくしっかり書けるのが特徴です。
天神ロフト 牛嶋典子さん「ユーチューバーが紹介してメカニカルなデザインの人気が高まっている気がします。例えばメタリックなものであったり、持ち物として見た目にも魅力的なものが人気が高い。最近は、いろいろなメーカーからすごく特徴があるものが出ていてでそういった商品の人気が高いです」
自分好みのデザインのシャープペンシルを探している高校生もいました。
高校2年生「来年は受験生ですこのシャーペンがすごくいいなと思って。部屋ではいつもメガネをしているので。メガネのシャーペンは結構いいな、かわいいなと思って、なんかファッションの一部みたいになっています勉強も捗るのかなと思います」
勉強のモチベーションアップにもつながっているようです。