6年前、福岡県朝倉市の医療法人で、食堂の売上金など約25万円を横領したとして、当時経理担当として勤務していた52歳の女が逮捕されました。
この医療法人では、2018年から約1年間で、1000万円を超える金額の横領が確認されていて、警察は女に余罪があるとみて捜査しています。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、朝倉市甘木の派遣社員前田隆子容疑者(52)です。
前田容疑者は2019年、当時経理担当事務員として勤務していた朝倉市の医療法人で、食堂の売上金など48万6340円のうち、24万6000円を自身の口座に7回に分けて振り込み、横領した疑いが持たれています。
警察によりますと、2022年に福岡高裁が前田容疑者に対し、医療法人へ2500万円を支払うよう命じましたが、前田容疑者は支払いに応じなかったため、医療法人が告訴したということです。
前田容疑者は警察の取り調べに対し、「その通り間違いありません」と容疑を認めているということです。
この医療法人では、2018年からの約1年間で、1000万円以上の横領が確認されていて、警察は前田容疑者が関与している可能性もあるとみて、捜査しています。