世界陸上の代表選考を兼ねた別府大分毎日マラソンが来月2日に開催されます。
初マラソン日本人最高記録を持つ國學院大学の平林清澄選手など多くのトップランナーが出場します。
73回目を迎える別府大分毎日マラソン。
今年9月に東京で開かれる世界陸上の代表選考会となっていて、白熱した戦いが予想されます。
16日発表された別府大分毎日マラソンの国内招待選手です。
4000人を超えるエントリーの中から、国内トップレベルの実力を持つ8人が顔を揃えました。
優勝候補の一人、九電工・大塚祥平。
マラソンのオリンピック代表選考レース・MGCで2大会連続の入賞を果たした実力者がふるさと大分市で7年ぶりの「凱旋レース」に挑みます。
大塚祥平選手「どうしても地元ですし、他の大会よりかは、より勝ちたいという思いは出てくるのかなと思っています」
一般エントリーで最大の注目は、國學院大学・平林清澄。
大学3年生で出場した去年の大阪マラソンで並み居る実力者たちを抑えて見事、優勝。
初マラソン日本記録とマラソンの学生記録を同時に塗り替える偉業を達成しました。
世界陸上の代表候補に名を連ねる、世代ナンバーワンの走りから目が離せません。
平林清澄選手「自分の力がしっかり出せれば、かなりいい結果がとれると思いますので、日本代表を視野に入れながら、頑張っていきたいと思います」
そして、今年の箱根駅伝で2年連続の総合優勝に輝いた青山学院大学から主力の3人がエントリー。
5区・山上りで、区間新記録をマークした「若の神」・4年生の若林宏樹。
卒業後は競技を引退し、一般企業に就職します。
ラストレースとなる別大マラソンで、どんな走りを見せてくれるのか注目です。
若林宏樹選手「最後というふうに決めているので、有終の美ではないですけど、皆さんに感動を与えられるような走りをしたいと思っています」
青山学院大学・原晋監督「30キロまでは余裕をもってついていって欲しいと、残りの12.195キロは陸上人生をかけて、最後の陸上人生だという強い思いで駆け抜けてほしいなと、あわよくば優勝、そこを狙ってほしいなと思います」
さらに、8区で2年連続区間賞を獲得した3年生の塩出翔太も出場。4年生にして初めて、箱根駅伝を走った白石光星も挑みます。
青山学院大学・原晋監督「箱根も勝つ、別大も勝つ!」