気象庁は16日、2月中旬にかけての1か月予報を発表しました。向こう1か月は寒気の影響を受けにくく、気温は全国的に高い傾向です。
特に北日本・東日本・近畿はかなりの高温傾向で、高温に関する早期天候情報も発表されています。また、冬型の気圧配置が長続きしないため、北・東・西日本の日本海側は降雪量が平年よりも少なくなる見通しです。
1週目(1月18日~1月24日)
寒気の影響が弱いため全国的に高温で、かなりの高温となる所が多い予想です。
特に19日や20日は北日本で最高気温10℃以上が予想されていて、3月~4月上旬並みの暖かさとなる所もあるでしょう。
その先も平年より気温が高い日が多くなりそうです。
また、冬型の気圧配置が長続きしないため、平年に比べ曇りや雪の日が少ない見通しです。
2週目(1月25日~31日)
1月20日は、二十四節気の「大寒」。1年の中で最も寒い時期ですが、寒気の影響を受けにくいため全国的に高温傾向です。特に北日本、東日本、近畿はかなりの高温が予想され、高温に関する早期天候情報が発表されています。
早期天候情報はその時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。
また、低気圧の影響を受けやすく、晴れ続きの太平洋側でも曇りや雨の日があるでしょう。
3~4週目(2月1日~14日)
寒気の影響がやや弱いため、北・東日本では高温傾向。
下層の寒気の影響を受けやすい沖縄・奄美は低温傾向、西日本はほぼ平年並みの予想です。
1月下旬は広く高温ですが、2月に入ってから西日本や沖縄・奄美を中心に一時寒の戻りとなる時期もありそうです。
向こう1か月は高温傾向ですが、中でも期間の前半である1月下旬はかなりの高温が見込まれています。
農作物の管理や、積雪の多い地域では融雪など雪の状況の変化に注意が必要です。
RKB毎日放送 気象予報士 横尾槙哉