日本気象協会が「2025年の花粉飛散予測」を発表しました。
西日本や東日本のほとんどの地域で多くなり、四国や近畿では例年の2倍近い花粉が飛散する所がある見込みです。
今年は花粉大量飛散のおそれ
2025年の花粉の飛散量は、例年と比べると、九州から北海道にかけてのほとんどの地域で「多く」、四国や近畿では「非常に多い」所もある見込みです。東北北部は例年より「少ない」見込みです。
昨年と比較すると、九州から近畿では昨年より「非常に多く」、北陸・関東甲信と東北南部も「多い」としています。
東北北部と北海道は「少ない」見込みです。
原因は、昨年夏の記録的猛暑
なぜ、2025年は花粉の飛散量が多い予想となっているのでしょうか。
原因の一つは、昨年夏の記録的な猛暑です。
一般に、花粉の飛散量は、前年の夏の気温が高いほど増える傾向があります。
気温が上がれば光合成が盛んになるため、花粉の発生源となる雄花の生長が進むためです。
昨年の夏は全国的に記録的な猛暑となり、雄花の生長がいつも以上に促されました。
スギ花粉 飛散開始は2月上旬から早めの花粉症対策を
スギ花粉は2月上旬に九州などで飛び始めて、3月上旬から中旬にかけて全国的に飛散が始まるでしょう。
今年は、花粉が大量に飛散する見込みです。早めに花粉症対策を始めてください。
RKB毎日放送 気象予報士 橘高香純