終戦から今年で80年です。北九州市では終戦間近に門司空襲を体験した91歳の女性が、平和への思いを語りました。
岸本満寿恵さん(91)
「(空襲後に家の外に出たら)道の両端の家がもう火事でした」北九州市小倉北区で開かれたワークショップには、中学生や高校生など10人あまりが参加。
55人が犠牲となった門司空襲を、11歳の時に体験した岸本満寿恵さんから当時の状況を聞きました。●女性の質問
「Q(空襲の時は)どんな感じだったのかなって」●岸本さん回答
「この日までは空襲警報までは鳴らなかったんですよ。警戒警報でこの防空壕に入って解除ってなったら『あぁよかったね』って帰ってきてひと眠りする」岸本さんは火の海となった街の中を、水に濡らした毛布を被って逃げ回った経験などを語り、戦争の悲惨さや平和への思いを伝えました。