若年層などに広がる大麻の乱用を防ぐため、中学生対象の教材を作った大学生たちに警察から感謝状が贈られました。
20日午前、福岡県警の暴力団対策部長から、九州産業大学の学生たちに感謝状が贈られました。
学生たちは心理学やデザインなどの専門知識を生かし、約10か月間かけて、中学生を対象とした大麻乱用防止を訴える教材を制作しました。
教材では学生のイラストを交えて、大麻を使い始めるきっかけやその危険性などがわかりやすく書かれています。
九州産業大学大学院国際文化研究科・1年大久保莉子さん
「中高生が自分事として捉えられるようなきっかけになれば良いかなと感じています」
福岡県内では去年1年間に、大麻に関わる犯罪で466人が検挙され、このうち30歳未満の若年層が8割近くを占めました。
福岡県警では今回の教材を、中学校以外の学校や企業などでも積極的に活用してほしいと呼びかけています。