福岡市が、2025年度中に学校給食費を無償化する方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。
新年度予算案に関連する費用を盛り込むことにしています。
福岡市の高島市長は、去年12月の市議会の一般質問で、学校給食費の無償化に前向きに取り組んでいく考えを示しています。
関係者によりますと、福岡市は2025年度中に学校給食費を無償化する方針を固め、関連費用を新年度予算案に盛り込むことを決めたということです。
福岡市の新年度予算案の規模は、一般会計の総額が過去最大の約1兆1000億円から1兆1300億円と5年連続で1兆円を超える見通しです。
このほか、主な新規事業としてこれまで生後4か月から受診していた乳幼児健診を拡大し、新たに生後1か月と5歳の子供を対象に加えます。
また、みずほPayPayドームでプロ野球の公式戦やコンサートが開催された際に、混雑を緩和するため地下鉄唐人町駅の改札口を増設します。
一方、歳入では市税収入が給与収入の増加や地価の上昇などの影響に伴い、約3950億円から4050億円と過去最高となる見込みです。