今週は寒気の影響を受けにくく、気温は平年より高い見込みです。
日中は3月並みの暖かさの所が多く、この時季としては過ごしやすいですが、早くも「春の3K」に注意が必要です。
今週は寒さ緩む3月並みの暖かさも
20日(月)は二十四節気の「大寒」。
例年は1月下旬から2月上旬ごろにかけてが一年で最も気温が低い時季にあたります。
しかし、今年は様子が違います。
今週は全国的に気温が平年を上回り、東京都心では24日(金)の最高気温が14℃と3月中旬並みの暖かさになる見込みです。
雪の多い地域では、雪解けによる雪崩や洪水、落雪などに注意が必要です。
今週は、早くも春の3K「乾燥」「花粉」「寒暖差」に注意
今週は移動性高気圧に覆われて、西日本や東日本の太平洋側を中心に晴天が続くでしょう。
21日の予想最小湿度は太平洋側で30%くらいまで下がる見込みです。
晴天が続くと、さらに空気がカラカラに乾いて、火が燃え広がりやすい気象条件になります。
火の取り扱いに充分注意してください。
また、東京では、すでにスギ花粉の飛散が始まっています。
今週の暖かさで、まだ飛散開始となっていない地域でも、花粉が少しずつ飛び始めることが予想されます。
花粉症の症状が出やすい方は、早めに対策を始めてください。
穏やかに晴れた日は、朝と日中の気温差が大きい点にも注意が必要です。
今週は全国的に晴れる日が多く、一日の中での寒暖差が大きくなります。
調節しやすい服装でお過ごしください。
来週は冬の寒さ戻る急な寒さに注意を
今月25日(土)~26日(月)は冬型の気圧配置となり、一時的に寒気が流れ込む見込みです。
その後は再びこの時季らしい寒さが戻るでしょう。
今週の春の陽気から一転、来週は再び冬が戻ります。
風邪をひかないように、お気をつけください。
RKB 気象予報士 橘高香純