大雨による浸水被害を防ぐため、福岡市の香椎川に地下河川を作る福岡市では初めての工事が始まりました。
「発進!」
23日午前、福岡市東区の香椎川では地下河川のトンネルを掘るシールドと呼ばれる機械の発進式が行われました。
地下河川は直径4.5m全長およそ713mで、香椎川の水位が高まると駅や住宅が密集するエリアの上流で水が地下河川に流れ込み、川幅が広い下流で放流する仕組みです。
香椎川では、1999年の九州北部豪雨の際、家屋や道路が浸水する被害が出ています。
福岡市 高島宗一郎市長「大雨が降った際の増水を、今回地下河川に流し込めるようになりまして、大変豪雨に強い川となっていくわけでございます」
福岡市が地下河川を整備するのは初めてで、総工費はおよそ50億円、来年3月に完成する予定です。