2023年9月から2024年10月にかけ福岡・熊本・大分の3県で空き巣などを繰り返したとして71歳の無職の男が逮捕・起訴されました。
男が関与したとみられる事件は63件、被害総額は約930万円相当に上るということです。
住居侵入や窃盗などの疑いで逮捕・起訴されたのは北九州市小倉北区熊本に住む無職・稲垣一則被告(71)です。
稲垣被告は熊本県和水町にある76歳の女性の自宅に侵入し現金約14万円を盗むなどした疑いが持たれています。
警察は、2023年9月から2024年10月にかけ福岡・熊本・大分の3県で確認された空き巣被害など63件、被害総額約930万円相当の事件について稲垣被告の関与を確認。
裏付けが取れた3つの事件を立件して捜査を終結したということです。
警察によりますと、稲垣被告は生活保護を受けていて盗んだとみられる現金をギャンブルや高級寿司店、スナックなどで使っていたとみられています。
また、稲垣被告は、同じ店に居合わせた客などの飲食費も支払うことがあり、その際は、職業をイチゴ農家と話していたということです。
警察の取り調べに対し当初、稲垣被告は「知らん。覚えがない」などと否認していましたが、その後、「格好つけたかった」などと話し、容疑を認めているということです。