25日夜、福岡市早良区のアパートの一室でカセットコンロ用のガスボンベが爆発し、住人の女性が腕に軽いやけどを負いました。
女性は台所の換気扇の下で穴開け作業をしていましたが、室内にある石油ストーブの火がガスに引火したとみられています。
25日午後6時半ごろ、福岡市早良区室住団地にあるアパートの住人の女性から「カセットボンベのガスを抜いていて発火した」と119番通報がありました。
消防が駆けつけたところ出火は見られませんでしたが、網戸やカーテンが溶けたほか、この部屋に住む57歳の女性が右腕に軽いやけどを負いました。
警察によりますと、女性が使用期限の切れたカセットコンロ用のガスボンベを処分するため専用の器具で穴を開けたところ、爆発したということです。
女性は台所の換気扇の下で作業をしていましたが、3メートルほど離れたところにあった石油ストーブから引火したとみられています。
東京消防庁のまとめによりますと、カセットボンベやスプレー缶による火災の約4分の1は廃棄のための穴開け作業中に発生しているということです。
カセットガス関連商品を扱う岩谷産業は、ガスを抜く時は屋外の火の気のない風通しのよいところで作業するよう呼びかけています。
また、カセットボンベやスプレー缶を捨てる際に穴を開ける必要があるかどうかは自治体によって異なるため、自分が住む市区町村のホームページなどで確認が必要です。