旧暦の元日にあたる29日未明、北九州市の神社ではワカメを刈り取って神前に供える「和布刈神事」が行われました。
北九州市門司区の和布刈神社では、午前2時半ごろ、神職3人が烏帽子と狩衣姿で関門海峡に入り、松明の明かりを頼りに、すねまで水に浸かりながら、ワカメを鎌で刈り取りました。
福岡県の無形民俗文化財に指定されている和布刈神事は、旧暦の元日にワカメを神前に供え、豊漁や航海の安全を祈願するもので、神社の創建から1800年以上続くとされています。
見物客はー
「小倉南区から初めて来ました。厳かなものなので、見られて感無量というか良かったなと思います」「寒いけど、それを続けていると言うことにすごい価値があるんだなと思いました」
アメリカから来た見物客はー
「とても寒いけど、ベリースペシャル、ベリーグレイトフル」
北九州市の29日午前3時時点の気温は3.6℃で、多くの見物客は厚着をして寒さに耐えていました。