福岡県産のブランドイチゴ「あまおう」を複数の産地で集荷し、航空機で輸送する試みが始まりました。
ドライバー不足が深刻となる中、トラック輸送に依存しない仕組みづくりを目指しています。
1月29日午前、福岡県大川市のJAの集荷場では、ケースに詰められた福岡県産イチゴ「あまおう」がトラックに積み込まれました。
また、およそ20キロ離れたみやま市でも「あまおう」を積み込み福岡市へと向かいました。
「あまおう」は、航空機で東京の市場に運ぶため福岡空港近くの運送会社で、コンテナに移されました。
この取り組みは、トラック輸送の代替手段として空輸の可能性を探ろうと福岡県とJA全農ふくれんが実施したものです。
福岡県 農林水産部 園芸振興課 立石信峰 係長
「空輸を使いますと一日早くお届けできるメリットが出てまいります。品質の維持というものにもつながっていく可能性はあると考えています」
このトライアル空輸は3月まで実施される予定で、福岡県は「トラック輸送との品質の違いなどを検証したい」と話しいます。