29日午後、福岡市博多区の商業施設で、万引き後に取り押さえに来た店長をナイフで刺したとして、58歳の男が逮捕された事件で、男が取り調べに対し、「『逃げるな』などと言われ、頭にきて刺した」と話していることが分かりました。
RKB 土橋奏太記者「利用客で賑わう駐車場ですが、規制線がはられ、警察が鑑識作業を行っています」
29日午後3時前、博多区東那珂の商業施設「フォレオ博多」で、スーパーの食料品を万引きしようとする男を保安員が見つけました。
店長の男性が施設内の事務所で事情を聞いていたところ、男は突如、逃走。男性が駐車場まで追いかけて取り押さえたところ、折りたたみナイフで太ももを複数回刺され、駆け付けた警察官が、男を強盗傷害の疑いで現行犯逮捕しました。男性の命に別状はないということです。
逮捕されたのは、現場近くに住む無職の宮永政樹(みやなが・まさき)容疑者で、取り調べに対し、「『逃げるな』などと言われ、店員の態度が頭にきて刺した」と容疑を認めているということです。
現場は福岡空港から南西に3キロほど離れた場所で、警察が事件のいきさつを詳しく調べています。