来週は「立春寒波」が襲来する見通しです。
2月4日(火)~6日(木)ごろをピークに、日本列島に今季一番の強い寒気が流れ込みます。
また、今回の寒波は強弱を繰り返して長い期間、日本列島に居座ることが予想されます。
交通機関や物流などの影響が大きくなる恐れがあるため、大雪や低温への備えを十分に行ってください。
上空約1500メートル寒気予想 ピークは4日~6日ごろ
3日(月)「立春」は、低気圧が日本の東へ進み、西から冬型気圧配置が強まるでしょう。
夜は上空約1500メートルでマイナス6℃(平地で雪の目安)の強い寒気が西日本に南下し、気温が急降下する見込みです。
4日~6日は今季最強寒波
4日(火)からは一段と寒気が強まり、上空約1500メートルでマイナス12℃(平地で大雪の目安)の非常に強い寒気が西日本付近まで南下するでしょう。
4日~6日は、日本海側や西日本を中心に荒れた天気や大雪となるおそれがあり、平地でも大雪となるおそれがあります。
特に、5日(水)~6日(木)は非常に強い寒気の範囲がひろがり、西日本や北陸、北日本を覆う見込みです。
7日(金)は非常に強い寒気は日本付近から抜けますが、平地で雪が降るような強い寒気が、日本列島を覆う見込みです。
8日(土)になると、ようやく西から強い寒気が抜けていくでしょう。
来週1週間は全国的に「極寒」
今回の寒気は動きが遅く、長い期間、日本列島に居座ることが予想されます。来週1週間は全国的に厳しい寒さが続くでしょう。
特に、今季最強寒波が襲来する4日~6日ごろは、西日本を中心に凍てつく寒さとなるでしょう。
西よりの風も強まり、体感温度は日中も氷点下になりそうです。
「低温」と「大雪」に関する早期天候情報
今回の寒気は、毎年あるような寒気のレベルではありません。気象庁は「低温」と「大雪」に関する早期天候情報を発表し、著しい低温と大雪に備えるよう呼び掛けています。
RKB 気象予報士 橘高香純