4日から週末 日本列島に今季最強の寒波
4日から週末にかけて、日本列島に今季最強の寒波が襲来します。今回の寒波は動きが遅く、週末にかけて日本列島に居座る見込みです。
このため、北陸や東北の日本海側は雪や風が強い状態が続き、100センチを超える雪が降るところがあるでしょう。
寒気の強さによっては、これまでにないような記録的な大雪となるおそれもあります。また、太平洋側にも雪雲が流れ込み、東海などでも雪が多くなる見込みです。
普段はあまり雪が積もらない九州や四国の平地でも大雪となるおそれがあります。
4日から広い範囲で「大雪警報」がでる可能性
4日以降は北海道から日本海側を中心に警報級の大雪となるおそれがあります。
4日~6日に「大雪警報」がでる可能性は、広い範囲で「中」となっています。
また、4日は北海道で、5日は東北・北陸・東海で、6日は北陸で「大雪警報」がでる可能性が「高く」なっています。
7日~8日にかけても、東北や北陸、東海を中心に警報級の大雪となるおそれが続く見込みです。
全国的に日中は凍える寒さ 朝は氷点下で水道管の凍結対策を
今季最強寒波の襲来で、4日以降は全国的に凍えるような寒さとなる所が多いでしょう。
最高気温は向こう1週間5℃~6℃くらいに留まる所が多く、平年を大きく下回る見込みです。
最低気温がマイナス4℃以下になる時、水道管が凍結する可能性が高くなります。
朝は氷点下の冷え込みとなる所が多く、凍結により水道管が破裂するおそれがあります。
寒気の流れ込み1週間程度続く 備蓄品や燃料の確認を
日本付近は9日(日)ごろにかけて冬型気圧配置が続くでしょう。
通常は数日程度の寒波となることが多いですが、今回は1週間程度寒波が続く見込みです。
交通や物流などのへの影響が長引くことが予想されます。備蓄品や燃料の確認を行ってください。
RKB 気象予報士 橘高香純