3日に福岡県大牟田市の住宅街で見つかった男性遺体の身元について、警察は市内の病院に入院する87歳の男性であることを明らかにしました。
前日に入院先の病院から行方不明になっていたということです。
3日午前9時半ごろ、大牟田市上官町の住宅街で高齢の男性が仰向けの状態で頭から血を流して倒れているのを通行人が発見し、駆けつけた救急隊と警察によりその場で死亡が確認されました。
この男性の身元について、警察は、大牟田市本町の無職・池田政照さん(87)であることを明らかにしました。
池田さんは前日の2日に入院している大牟田市内の病院から行方不明になり、病院が警察に通報。
2日午後7時ごろに携帯電話で病院に連絡した池田さんは、居場所を聞く病院関係者に「何もない。住宅しかない」などと説明していたということです。
池田さんはコートなどの上着を身につけておらず、司法解剖の結果、死亡原因は低体温症でした。
池田さんの遺体やその周辺には第三者が関与した形跡はなく、警察は、池田さんが死亡した経緯について詳しく調べています。