先週の寒波から一転、今週は一時的に暖かい空気が優勢となり、春の暖かさとなる日もありそうです。
2月は、寒気と暖気がせめぎあう時季です。
日ごとの気温変化に注意が必要です。
上空約1500メートル 今週、日本列島は寒気と暖気のせめぎあい
10日も、まだ日本付近には寒気が居座っています。
11日(火・祝)になるとようやく西から寒気が抜けて、先週から続いた寒さが収まるところが多くなるでしょう。
12日(水)になると、さらに寒気は北に退いて、今度は一転して平年よりも暖かい空気が西日本を中心に流れ込みます。
しかし、暖気の流れ込みは一時的です。
13日(木)には再び北から寒気が南下し、広く日本列島を覆う見込みです。
今週の日本の上空は、まさに寒気と暖気のせめぎあいです。
前線は寒気と暖気の境目 前線通過前は気温上昇 通過後は再び冬の寒さに
12日(水)は前線に伴う雨雲が本州付近を通過する見込みです。
前線の通過前は暖かい南よりの風が強まり、気温が急上昇します。
3月並みの暖かさとなるところが多くなるでしょう。
北日本でも雨が降る所が多くなり、雪解けが急に進む見込みです。
南よりの風の強まり具合によっては「春一番」が吹く地域もあるでしょう。
一方で、前線通過後は風向きが北よりに変わり、再び冷たい空気が流れ込みます。
前線通過前の春の暖かさから一転、13日(木)から14日(金)は一時的に冬型気圧配置となり、日本海側は再び雪や吹雪となる所が多いでしょう。
晴れる太平洋側も北風が冷たく、空気がひんやりとするでしょう。
寒暖の変化が大きい1週間 体調管理に一層注意を
12日(水)は3月並みの暖かさ、13日(木)~14日(金)は一時的に冬型気圧配置。
その後、16日(日)は再び雨が降る所が多くなり、気温は平年より高くなるでしょう。
季節は一進一退です。
RKB 気象予報士 橘高香純