虐待が疑われる子供をすみやかに保護するため、警察や児童相談所などが参加した合同訓練が12日、佐賀市で実施されました。
佐賀市で行われた合同訓練には、佐賀県や警察、児童相談所の職員およそ30人が参加しました。
訓練の前に開かれた会議では、これまでの児童虐待のケースをもとに、より速やかに情報を共有するための手続きや方法を協議しました。
合同訓練では虐待が疑われる家庭で、子供の引き渡しを拒否した場合を想定し、強制的な捜索や保護するまでの流れを確認しました。
佐賀県中央児童相談所 松藤英樹所長「こういうこともありうるということを職員1人1人が心の中に頭の中に置いておく。そうしながら仕事をしていくことが大事かなと思います」
佐賀県によりますと、2022年度に寄せられた児童虐待に関する相談は1085件に上っていて、年々増加しているということです。