車のトラブルがあった際に現場に駆けつけ、作業するのがJAFのロードサービスです。その新人隊員の技術を競う大会が福岡県久留米市で開かれました。
九州各地の新人隊員たち
12日、福岡県久留米市で開かれた「JAFフレッシュマンコンテスト」には、去年1月以降JAFに入社した九州各地の新人隊員10人が参加しました。
ロードサービスの実技を4部門と学科1部門で、作業の速さや正確さなどを競うもので今年で5回目となります。
隊員「パンクと聞いたのですがどちらになりますか」
依頼者役「ここが潰れてて」
パンクしたタイヤを交換
これはパンクしたタイヤの交換作業です。
隊員「作業時間が20分くらいかかるんですが。この後のご予定とか?」
依頼者役「この後会議あるんで」
隊員「急いで安全にやりますので」
隊員は依頼者と会話しながら手際よくナットを外し、新しいタイヤに交換します。
作業は予定通り20分ほどで無事終了しました。
JAF鹿児島支部ロードサービス隊 緒方逸人さん「めちゃめちゃ緊張しました。元々は私は大工をしていました。挑戦してみようと思ってJAFに入りました」
これ、何の液体?危険かどうかを判断
RKB 江越楓リポーター「こちらで行われているのは液体が何かを見分ける『油脂判別』の競技です。真剣な表情で臨んでいます」
容器に入ったさまざまな色の液体。エンジンオイルや灯油のほかメロンソーダも含まれています。
事故現場で車体から漏れた液体が危険かどうか判断できるようにするためのもので、隊員は色や匂いを手がかりに液体の種類を判別します。
このほか狭い道での運転操作や15分以内に異なる種類の鍵を開ける作業なども行いました。
困っている人を助ける仕事
JAF九州本部ロードサービス部 永松純一部長「ロードサービスの仕事は困っている人たちを助ける仕事になりますので、彼らがそういう人たちのお役に立てるように頑張っていただきたいと思います」
いざという時、すぐに現場に駆けつけ作業ができるように隊員たちは日々技術を磨いています。