「大胆かつ悪質な犯行」
愛媛県松山市の駐車場で警視庁の捜査資料が盗まれた事件、被告の男に懲役1年6か月・執行猶予3年の有罪判決です。
松山市の建設業、濱田健聖被告(22)はことし4月、松山市内で捜査中だった警視庁の捜査員が駐車場に停めた車の中から、捜査資料などが入ったファイル2冊を盗んだとして窃盗の罪に問われています。
きょうの判決公判で、松山地裁の高場理恵裁判官は「警察車両とわかった上、自身の捜査資料を盗むという遵法精神の著しく欠けた大胆かつ悪質なもの」と指摘しました。
一方で「再犯しないと誓うなど酌むべき事情もある」などとして、検察側の懲役1年6か月の求刑に対し、懲役1年6か月 執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。