1931年、夏の甲子園で台湾代表の嘉義農林が準優勝した実話を基にした東温市の坊っちゃん劇場のミュージカル「KANO」の公演が台湾・嘉義市で行われました。
坊っちゃん劇場による台湾公演は18日から20日まで行われ、台湾のスタッフも参加しました。
開演に先立っては、川之江高校書道部の書道パフォーマンスも披露されました。
KANOは先住民と漢民族、日本人の混成チームが夏の甲子園大会を目指し、松山市出身の近藤兵太郎監督の下で一つにまとまっていく人間ドラマを描いたものです。
会場には大勢の観客がつめかけ、熱く大きな拍手をスタッフらに送っていました。
公演にかけつけた愛媛県の中村知事は「観客の感動ぶりを見ているとミュージカルは国境を越えるということを示してくれた」などと話し、今後の日台交流発展に期待を寄せていました。