働く保護者の強い味方です。急な発熱などで保育所に登園できない子どもを預かる保育施設が、愛媛県松山市に新設されました。
30日、松山市高木町の高木保育園の隣に開設した病児・病後児保育施設『Takagi AID+』。
杉本記者:
「建物全体に杉の木を使っているということでやさしい雰囲気がします。こちらには、ガラス張りの個室が4つあります」
この施設は、病気や、病気回復の途中で保育所や学校に通えない子どもを、仕事などで家庭で看病できない場合などに一時的に預けることができます。
松山市が事業を委託する病児・病後児保育施設は5か所目となり、松山市の北部エリアでは初めての開設です。
6歳・5歳・2歳の父:
「めちゃめちゃ助かりますね。(南部の)天山とかに預けてましたね、今までは。30分40分かかっちゃうので」
2歳・0歳児の母(育休中):
「すごくありがたいですね(保育園に)通いだしてすぐはしょっちゅう熱出してて、2~3週間ぐらい会社休んだこともあって」
利用料は昼食とおやつ付きで1人1日 最大2000円。施設には、保育士と看護師が常駐し、症状が急変した場合などには近隣の小児科と連携し対応にあたるということです。
利用者は、松山や伊予などの中予地域に住む小学6年までの子どもが対象で、利用する際には、来園前に医療機関を受診し、預かりの可否を判断する「医師連絡票」を発行してもらう必要があります。(最大6人の受け入れ可能)
Takagi AID+ 管理者 門屋晃二さん:
「安心してご利用いただければと思います」
松山市によると、昨年度、市内の4つの病児保育施設ではおよそ4200人の子どもの利用があったということです。