「ヒラタケ」と間違えて食べたのは…
松山市保健所は、毒キノコを食べた6人が食中毒を発症したと発表しました。
松山市保健所によりますと30日、中予在住の男女2人が中予地域の山間部でキノコを採取し、採取したキノコを別の4人に分けたところ、そのキノコを食べた6人全員が嘔吐や吐き気などの症状を訴えたということです。
発症した6人は10代~80代で、食べたキノコは毒キノコの「ツキヨタケ」と推定されました。
採取した人は「ヒラタケ」と思い採取したと話しているということです。
6人のうち2人が入院しましたが、今は退院し、全員快方に向かっているということです。
松山市によると、「ツキヨタケ」は、初夏から秋に生え、暗いところで青白く発光する毒キノコで、食べると食後1時間以内に嘔吐や下痢などの症状が出る他、重症の場合は死亡するケースもあるということです。
ツキヨタケは、ヒラタケやシイタケと間違えやすく、保健所は食用のキノコだと確実に判断できない場合は、採らない、食べない、売らない、人にあげないよう呼びかけています。