きょうは二十四節気の「立冬」。暦の上では「冬」がスタートしました。
今シーズン最も冷え込んだ愛媛県内。山里では一足早く、冬の光景が見られました。
けさ県内で最も冷え込んだ久万高原町です。
水口気象予報士:
「おはようございます。ご無沙汰しております」
森修一さん:
「今日は寒いね」
水口気象予報士:
「私今年、初冬コートなんですけど。やっぱ久万は寒いですね」
森さん:
「今年一番」
町で宿泊施設、高野展望台を営む森 修一さん。屋号の由来となった手作りの展望台からはこの時期、雲海が眺められます。
森さん:
「寒いからね、きょうは出ると思ってたんですが…」
残念ながら、きょうは見ることができませんでしたが、晴れて放射冷却が強まると…立ち込めた霧が海のように広がる雲海を楽しむこともできます。
森さん:
「ここは盆地でしょ。だから一回雲海が入ると池のようにたまるからね、かなりな時間見えますんで」
今の時期は雲海に出会える機会が多く、毎年楽しみに訪れる人もいるといいます。
松山から4年連続で来た人:
「寒かったです。どこかで上着を買いましょうかといよったぐらいなんです」
今朝の久万の最低気温は11月中旬並みの5℃。今シーズン最も冷えこみました。
森さん:
「薪ストーブを入れてみました」
水口気象予報士:
「全然違います。なんか冬だなって感じ」
森さん:
「これで焼き芋でもホイルで巻いて、横に置いておくだけでほっかほかのができるんですよ。」
薪ストーブで作る焼き芋、作っていただきました!
水口気象予報士:
「おいしそう!うーん!甘い!ほくほく!森さんやっぱり冬っていいですね」
森さん:
「冬でないとね薪ストーブが役にたたない」
そしてもう一つ、この時期楽しみなのが…森さんが40年前に植えたおよそ100本のイチョウ。先週から徐々に色づき始めました。
森さん:
「2週間ぐらい遅れてるね。もうこの時期だったら葉っぱがチラホラ落ちてるんです」
今年は気温が高い日が続いたため、例年より2週間ほど黄葉が遅れているということですが、葉の状態は良くあと10日ほどでピークを迎えるということです。高野展望台のイチョウは、12月上旬まで楽しめる見込みです。
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