けさの愛媛県内は各地で最低気温が一桁となるなど、今シーズン一番の冷え込みとなりました。ようやくやってきたこの時期らしい寒さ。心待ちにしていたという人を取材しました。
きょう、松前町の畑では…
松本さん:
「きょう初めてジャンパー着ました。きのうも寒かったですけどきょうはさらに寒かったですね」
野菜農家の松本さん。冬野菜の白菜やブロッコリーの苗に肥料をまいていました。
上空の寒気と放射冷却の影響で今シーズン最も冷え込んだ県内。久万で2.3℃、宇和で4.3℃、松山で9.4℃など平年を2~3℃下回り、11月中旬から下旬並みの最低気温となりました。
松本さん:
「温度が高すぎるのも出来上がりが早くなりすぎて困るんです。冬の野菜は冬に育つようにできてますんで」
松本さんによると、気温が高い状態が続くと野菜の収穫時期が早まったり、害虫の被害などが出たりするため、待ちに待った冷え込みに。
しかし…
松本さん:
「この間の豪雨でここ全面水没して何もなくなった。池の状態になったんです」
今月2日の大雨で、ここ松前町でも田畑が冠水。植えていた苗が水没してしまい、4回ほど葉についた泥を洗い流す作業を行いましたが、それでも1割ほどのブロッコリーは葉が枯れてしまいました。
田畑の周りには、50年ほど前に作られた用水路がありますが…
松本さん:
「やっぱり雨量に応じた設備がいりますよね、排水の。特に幅も深さも足りてない水路が多いんですよね」
松本さんが育てる白菜やブロッコリーは、来年1月から2月にかけて松本農園の直売所で販売されます。
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