あさって10日日曜日、愛媛の頂点が決まる、第103回全国高校サッカー選手権愛媛県大会。松山勢同士の戦いとなった新田 対 松山北の決勝、両校の注目ポイントをご紹介します。
4大会ぶりの決勝にコマを進めた新田高校。チームの特徴が…
田主松選手:
「キーパーから全員がボールにかかわって、パス繋ぎながら相手ゴールに向かうという攻撃的なフットボールをして戦うチームです」
これまでの新田とは違った、ボールを大切にする戦術がさえわたり、全試合複数得点!3年かけて築き上げた新しいスタイル。完成度を高めるため、取り組んだことが…
田主松選手:
「本場のバルセロナの試合を見たり、スペインのチームに入って一緒にプレーしたりしました」
パスサッカーの本場、スペインで武者修行!現地でホンモノと触れ合ったことで、意識が変化したと言います。
山内選手:
「スピード感とか日本と全然違って、強度とかとかも全然違ったんですけど、それをこっちに帰ってきて活かせてます」
田主松選手:
「自分たちがいつも練習で意識してやっていることを、スペインの人らは当たり前のようにプレーして、そういう習慣になってたのですごいなと思いました」
新田高校、本場スペイン仕込みのパスサッカーで、4大会ぶり5回目の優勝を狙います!
対する松山北高校。8大会ぶりの決勝に、練習にもさぞ気合いが入っているかと思いきや、始まったのは…
「♪我慢できない熱いプレーで俺たちを揺らせ」
なんと応援の練習!
高岡選手:
「僕たちの応援で勝利に貢献できるように」
ピッチの外も準備万端!全力応援のおかげもあり、1回戦からノーシードで勝ち上がってきた松山北。準決勝では前回大会王者、今治東を下して決勝進出を決めました。
受験勉強の為、3年生は夏の総体でほとんどが引退する中、唯一チームに残った3年生がいます。
森選手:
「サッカーを小さい頃からしていた中で、この選手権に出たいって思いをずっと持って、3年間いろんな人に支えてもらったので、最高の結果で恩返ししたいと思っているし、絶対優勝したいと思っています」
夢舞台まであと一歩。松山北高校最高の応援団とともに、8大会ぶり6回目の優勝を目指します。
勝つのは新田か、それとも松山北か。松山勢同士の決勝戦は、あさって10日日曜日です。