今月、四国で発生した36万5000戸あまりの停電。きょう四国電力送配電は機械トラブルではなく人的なミスに原因があったと発表しました。
四国電力送配電松山支社 植原宣和支社長:
「愛媛県の皆様、四国の皆様に大変なご迷惑をおかけしました。心よりお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」
松山市で開いた会見で四国電力送配電は、今月9日に発生した大規模停電の原因について、関西電力送配電との連携ミスだったことを明らかにしました。
具体的には、四国と本州を結ぶ送電線のトラブルの復旧作業の中で、周波数を制御する機能の停止操作をめぐり両社の担当者間で認識のズレが発生。
これにより誤った操作が行われたため、本州に送る電力が急激に増え、需要と供給のバランスを保つ安全装置が働いて停電に至ったということです。
植原支社長:
「認識の齟齬ということですが、(人的な)ミスという言い方に置き換えてもおかしくないかなとは思っております」
四国電力送配電は機械のトラブルではなく、関西電力送配電との認識の齟齬による「ヒューマンエラー」との見方を示しました。
四国電力送配電は関西電力送配電と連携して原因究明を進め、再発防止策をまとめることにしています。
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