多発している愛媛県内での交通死亡事故。交通事故の死者数がすでに去年1年間を上回っていて、県警が取り締まりを強化しています。
けさ、松山市湯山の国道で複数の車が絡む事故がありました。車の前方部分が激しくつぶれています。
消防によるとこの事故で、車に乗っていた70代の男女2人が病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。
一方、きのう新居浜市田所町の市道では交通死亡事故が発生。
県内では今年に入り44人が交通事故で亡くなっていて、去年1年間の死者数を上回りました。
この危機的な状況に、きょう伊予市大平の国道では……
警察官:
「ちょっと速度が速いのでとめさせてもらいました。今回速度の違反になります」
伊予警察署の署員らが速度違反を取り締まりました。現場は山間部へと通じる道路で、対向車線にはみ出しての正面衝突などが起きやすい場所だといいます。
伊予警察署 伊藤愼一郎交通課長:
「しっかりと取り締まりを、見せる活動を続けていきたいと 考えている」
およそ2時間の取り締まりで速度違反が5件あったということで、県警は今後も県内全域で取締りを強化していくとしています。
この記事の動画はこちらから再生できます