愛媛県松山市にある築120年以上の「仙波家住宅」が国の有形文化財に登録されることになりました。
松山市北久米町にある仙波家住宅は、明治33年に建てられた農家住宅です。
このうち、国の有形文化財に登録されることになったのは「主屋」と「露地門及び塀」で、2階建ての主屋に使われている柱には、良質な栂材が使われています。
また床の間や座敷には、釘を使わずに細く切った木を組み付けて文様をつける「組子」や彫刻欄間で飾り付けていて格式高い空間を作り出しています。
一方、露地門は城の天守などに用いられる鯱瓦をのせていて重厚なつくりとなっています。
家主 仙波雅敏さん:
「非常にありがたい嬉しいことだと思います。地域の文化として守っていきたい」
登録が決定すれば松山市内での国の有形文化財は40件となります。
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