いよいよ12月、今年も残すところ1か月を切りました。小春日和に恵まれたきょうの愛媛県内、師走の表情をスケッチです。
宇和島や御荘で最高気温が20℃を超えるなど、11月上旬から中旬並みの暖かさとなった県内。最高気温18.3℃を観測した松山では…
水口気象予報士:
「きのうは寒かったですが、きょうは日差しもあって冬のコートだと少し暑いぐらいです」
散歩中の女性:
「すごくあったかい12月にしては」
ランニング中の男性:
「半ズボンで走ってるし本当は脱ぎたいんですけど。まだ暑い?まだ暑い。12月に入ったとは思えないぐらい」
残り1か月を切った、2024年。
散歩中の女性:
「あっという間でした。本当1年は早いです」
ランニング中の男性:
「せわしくはないけど(正月は)お年玉がいっぱいいるなぐらい」
松山市内のスーパーでは、干し柿用の柿に…つきたての餅。そして白菜、カブ。本格的に寒くなった先週から冬野菜が増え始めたといいます。
エフマルシェ 中原育実さん:
「今年は秋がすごい暖かったので数が少ないのと、お値段がちょっと高いかなという風に感じております」
そして、愛媛の師走といえば…
中原さん:
「ミカンと皆さん大好き、紅まどんなですね」
贈答用みかんの送料が500円になるキャンペーンを行っている、こちらのお店。12月中旬から年末にかけて本番を迎える中、生のかんきつも出回り始めました。
中原さん:
「結構酸味もしっかりある。愛媛ならではの甘酸っぱいみかんに仕上がっている」
柑橘ソムリエでもある中原さん。美味しいミカンを見分けるポイントは皮の表面にあるとのこと。
「ミカンってこう点々とあると思うんですけど、より細かい方が美味しいです。今年は皆さん久しぶりに帰省したりとか、集まってという風な場面が増えるんじゃないかと思うので、ぜひみんなで愛媛の食を楽しんでいただけるようなお野菜とか果物が提供できたらと思います」
一方、南予・愛南町ではお歳暮など、年末の贈り物として人気の高いヒオウギ貝の出荷がきょう、始まりました。
漁協の施設には、朝から養殖業者が集まり黄色や紫色などカラフルな貝殻のヒオウギ貝を手際よく箱詰めしていました。
この養殖ヒオウギ貝は、宇和海で獲れた天然の稚貝をおよそ1年半かけて8.5センチ以上に育てていて、愛南漁協によりますと、去年獲れた稚貝が少なかったことから今シーズンの出荷量は、平年に比べ3割程度減る見通しだということです。
一方秋以降、水温が順調に下がってきたことから、肉厚で良い品質に仕上がったということです。
愛南漁協御荘支所 ヒオウギ部会小林哲会長:
「フタを開けたとたんに、『ワー、キレイ』って言って感激してもらうような、それが目標で一生懸命一個ずつ、手作業で磨いています」
出荷作業は年内いっぱい続きます。