今週火曜、ノルウェーで行われたノーベル平和賞の授賞式。出席した被団協メンバーが愛媛に帰ってきました。
きょう午後、松山空港に降り立ったのは、松山市在住で日本被団協・四国地区の代表理事を務める松浦秀人さん(79)です。
松浦さんは日本被団協の訪問団18人のうちの1人として、ノルウェーの首都オスロで行われたノーベル平和賞の授賞式に出席しました。
松浦さん:
「空前絶後の経験だと思う。これからもなお、命ある限り核兵器の禁止や廃絶を目指して頑張っていきたいなと。そういう期待を込めてノーベル平和賞が贈られたんだと改めて感じた」
4日間の滞在中、松浦さんはオスロ大学で講演し、広島に原爆が投下された際母親の胎内で被爆したことや、核兵器による放射線被害の恐ろしさなどについて語ったということです。
松浦さん:
「放射線というものが時間や空間を越えて、人々を殺して行くんだ。人間を痛め続けるんだということについて訴えてきた。だからこそ人類と共存できないんだと訴えたことはきっと伝わってると思う」
松浦さんは、年明けの来月13日に松山市内で報告会を開くことにしていて、一般参加も可能だということです。
松浦さん:
「繰り返させない。ノーモア。再び被爆者を作らない。このことをより強く訴えていきたい」