「ピッカリ投法」で人気を集めた元プロ野球選手で松山市出身の佐野慈紀さん。
糖尿病による感染症で今年、右腕を切断しましたが、きょう、左投げのピッカリ投法で“復活のマウンド”に登りました。
明治神宮球場で行われた「くら寿司トーナメントポップアスリートカップ2024」に姿を現したのは、プロ野球、近鉄バファローズなどで活躍した佐野慈紀さん(56)です。
この大会のシニアディレクターとして運営に携わってきた佐野さんは、今年4月に糖尿病が悪化し右腕を切断。
今回、子どもたちに挑戦することの大切さを伝えたいと、利き腕ではない左投げで始球式に挑みました。
キャッチャーまでノーバウンドとはいきませんでしたが、“復活”の「ピッカリ投法」を披露しました。
始球式を終え佐野さんは「僕の姿がどうのこうのというよりも、いくつになってもチャレンジできるんだということ、野球は楽しいものだと、感じてもらえたらいいな」と話していました。
現在も入院生活を送っている佐野さんですが今後、子どもたちとの野球教室の開催を目指して、治療を続けていくということです。