愛媛県今治市菊間町で、特産の瓦を使った来年の干支「巳」の置物作りがピークを迎えています。
江戸時代から300年以上続く菊間町の小泉製瓦では、工芸士の小泉順子さんが干支の置物を制作しています。
来年、2025年は「巳」年。脱皮を繰り返して成長することから、「再生」を象徴する縁起の良い動物といわれています。
小泉さんは瓦用の粘土でヘビの体をかたどり、ヘラなどを巧みに使って優しく微笑んだ表情の置物を一体一体丁寧に制作していました。
小泉製瓦 工芸士 小泉順子さん:
「子孫繁栄や再生・復活の象徴の年でもあるので元気で笑顔いっぱいの年にしてもらったらと思います」
「菊間瓦」と同じ製法で作る独特の風合いが特徴で、小泉製瓦では年末までに大小さまざまなサイズの置物を制作することにしています。
作品は、工房に併設されたギャラリーで購入することができます。
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